アコースティックピアノの種類

～グランドとアップライト～

最近ようやく涼しくなってきたかなと感じます。
秋の訪れはいつも突然ですね。
担当小松です。
さて、今回はアコースティックピアノの種類についてご案内しましょう。

種類、とはいっても大きく分けて2つ、

グランドピアノ

と

アップライトピアノ
があります。

グランドピアノとは、いわゆるコンサートなどに使われる、横にピアノ線を張った大きなピアノ。

アップライトピアノとは、あまりスペースのない所でも設置できる、縦にピアノ線が張られたピアノです。

２つの違いは、やはり音の響きでしょう。
グランドピアノには、まるで羽を広げた鳥のような大きな屋根があります。その大屋根を開けて演奏したときの反射音響は、アップライトのそれよりはるかに力強く広範囲に響きます。

コンサートでグランドを使うのはこのためなんですね。

そしてもうひとつの違い・・・それは連続打鍵数です。

グランドは横に弦が張られていると言いましたが、ハンマーで弦をたたいて音を出す際、上下に動いてたたくわけです。すると上にあがったハンマーは、自分の重さにより下へ戻る動きが早くなるんですね。

一方アップライトはと言いますと、弦が縦に張られているのでハンマーは必然的に左右に動くことになり、自分の重さでのスピードがなくなるため、若干連続打鍵時に後れをとります。

この連続打鍵数とは、違う音を連続で弾いた際に、途中の音を途切れさせない数、といえばわかりますでしょうか？
超絶技巧などの打鍵が多い技術では、アップライトではまず弾けません。音が途切れて違和感があるはずです。

私感ですが、

音の響き・・・グランドピアノ＞アップライトピアノ＞電子ピアノ

コンパクトさ、設置のしやすさ・・・電子ピアノ＞アップライトピアノ＞グランドピアノ

という感じでしょうか。
用途、目的に合わせて選んでいただきたいですね。

長文失礼しました。最後までお付き合いいただき、ありがとうございました！

こちらがグランドピアノ♫

こちらがアップライトピアノ♫