世界3大ピアノのお話

皆様は、世界3大ピアノメーカーといわれている3社をご存知でしょうか。

その3社とは、

「C. Bechstein(ベヒシュタイン)」
「Bösendorfer(ベーゼンドルファー)」
「Steinway & Sons(スタインウェイ・アンド・サンズ)」

のことを指します。

どのメーカーも一台一台職人の手作りによって生み出されるので、生産量は国内ピアノメーカー群に比べると圧倒的に少ないですが、老舗の高級ピアノメーカーとして王者の如く世界に君臨しています。

「ベヒシュタイン」はドイツのメーカー。
ピアノのストラディバリウス(バイオリンの最高傑作)と称えられるほど音の透明感、力強さが半端ではなく、ドイツの堅実な仕事が垣間見える一品です。
3大メーカーの中では唯一、アップライトピアノにも力を入れてます。

「ベーゼンドルファー」は音楽の都、ウィーンがあるオーストリアで誕生。
創業からなんと180年という老舗ですが、これまでの生産台数はなんと5万台程度!職人が丹精込めてつくりあげる至高の一品は、幻の名器とも言われています。
いろんなピアノに接することの多いベテラン調律師も、ベーゼンドルファーの艶やかで深みのある音のファンが多いとか。

「スタインウェイ・アンド・サンズ」は通称スタインウェイの名で親しまれ、世界で最も有名・普及しているピアノをつくっています。
これは日本も例外ではなく、有名な音楽ホールに置かれているのはほとんどスタインウェイのピアノですし、さらに音楽CDに録音されている音源も、このスタインウェイがほとんどという、まさに王道のピアノメーカーなのです。
プロのピアニストも、スタインウェイの華やかで透き通った音を絶賛しています。

すべてのピアニストにとってこれらのピアノを弾いて演奏することは憧れであり、名誉なことなのです。

関連動画

▲スタインウェイの社長が自ら解説しています。

https://www.youtube.com/watch?v=4YC7NRV47DQ

▲第一回 ベヒシュタイン 全日本大学ピアノ演奏チームコンテストのダイジェストです。

https://www.youtube.com/watch?v=seZwmQo8q_w

▲ベーゼンドルファーのピアノ作りについての映像です。

https://www.youtube.com/watch?v=fifiqvBlwQo